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私の心境と似ている、母の日記 [両親の思い出]

私の母は、結婚式2か月前に父(私からみて祖父)を病気で亡くしています。

亡くなってから数か月後の日記が今の私ととても似ていて、先日これを読んでボロボロ泣いてしまいました。

とてもとても心を打たれる内容だったので、ここに書き留めておきます。

生きているうちは本当に何とも感じなかった。

体のことを心配したこともなかったし、まして父の死など考えたこともなかった。

今はいつも思っている。一瞬だけ誰かと話していてもとてもおかしいことがあったとかびっくりするような話のときだけというような、ほんの一瞬だけ忘れることがあるが、それ以外は人と笑いながら話しているときもいつも心の中にある。

父の死後、何かいつもむなしさがつきまとうようになってしまった。

(中略)

昔のことをよく思い出す。思い出というようにまだ遠いものではなく、手を伸ばせばすぐ届きそうなことなのに、もう二度と帰ってくることはないのだ。

父が死んだとき、すぐ思ったことは「もう生きている間に二度と父に会うことはできない」ということと、

「再び(結婚前の)家族で食卓をかこむことはない」ということだった。

何で私はあのころのあの生活をもっと大事にしなかったのだろう。

1日1日をもっとよくかみしめあって生きていればよかった。

当時よく友達と生とか死とか話していたが、なんて底のないものだったのだろう。

すべてそろった幸福の上での考えだった。

いま、家族がまだ生きている人は、その時間を大事に大事にしてほしい。

切にそう願います。




しかし、、、


こんなに大事なことが書いてある日記にも関わらず、
そんなことを知る故もない幼子の私は…









子供は残酷です(汗


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